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【後悔しない!新築の空調】全館空調とカビの関係性について

更新日 2020.05.01 健康的な住まい

新築の住宅に導入する空調をどうしようか考えている方の中には「全館空調」という言葉を耳にすることがあると思います。「全館空調」は一年を通して家全体を均一温度にすることができ快適な空調生活を送れると、近年注目されています。

しかし快適な生活が送れる一方、「全館空調」と調べると、「全館空調はカビが生える」「ダクトの中を清潔に保つのが難しい」というマイナスな口コミを見かけることがあります。
カビは見た目が汚いだけでなく、喘息を引き起こすなど人の健康を害したり、家が傷む原因にもなります。また、一度発生したカビを除去するのは容易ではありません。

せっかくマイホームで快適な生活を送れると思っていたのに、空調で後悔したくない!そんな方に向けて、「全館空調は本当にカビが発生するのか」解説していきたいと思います。

目次

【結論】全館空調だからカビが発生する、
というわけではない

結論から言わせていただくと、「全館空調を導入するとカビが発生する」ということはまずありません。

言い換えると、全館空調の機能自体にはカビが発生する要素はないので、住宅にカビが発生してしまう原因は全館空調ではなく他にある、と考えられます。

なぜ、全館空調はカビが発生すると言われているのか

住宅にカビが発生する原因

カビが発生する要素は

  • 10~40℃程度の温度
  • 60%以上の高い湿度
  • ホコリ、汚れ

です。

まず「温度」ですが、人にとって生活に適した気温はカビにとっても居心地が良いのです。住宅の全ての場所がカビが発生する可能性を持っています。
次に「湿度」が高い場所については、一番に挙げられるのは浴室、洗濯機などの水回りです。次に、風通しが悪く湿気が籠りやすいクローゼットや押入れの奥や、結露により湿気が発生しやすい壁や窓サッシが挙げられます。
この湿気が高い場所が住宅の中でカビが発生しやすくなります。
湿気が高い場所は水気のふき取りや十分な換気をとることが重要です。

「ホコリ、汚れ」はカビにとっては栄養分。ホコリやゴミが溜まる場所には更に繁殖していきますので清潔さが重要であることは言うまでもありません。

この中で住む人の努力ではどうにもならない現象があります。
それは結露です。

結露は冷気と暖気が接触し、暖気が冷やされることで発生します。
外気から守る室内の壁や窓サッシの断熱性能が低いと、外気温が室内の壁まで届いてしまいます。室内は暖房が効いているのでここに温度差が発生して結露が住宅の壁に出来てしまうことがあり、更にカーテンにまでカビが増殖することもあります。

壁内の断熱性能と結露について

実は多発している「断熱欠損」

断熱欠損という言葉をご存知でしょうか。
これは「断熱材の充填工事において断熱材がきちんと充填されず隙間ができる」ことです。
即ち施工ミスによる断熱不足です。
「性能の良い断熱材を使います。」「十分な量の断熱材を使います。」と説明する工務店は多いですが、その施工内容の詳細や品質については説明がないことが殆どです。
そして、こういった断熱欠損をおこす施工ミスはかなり高い割合で行われているのも事実です。また、この断熱欠損については住宅建設における瑕疵担保責任の対象からも外れがちです。何しろ一度建ってしまった住宅はよほどの事がない限り壁を壊して中を確認することはありませんから。
ただし、この断熱欠損の住宅に住むからといって必ずしも結露とカビだらけの不快な暮らしを強いられるわけではありません。温暖な地域であれば多少の断熱欠損があっても結露も発生しませんし室内の温度もある程度快適に保てます。積雪寒冷地の場合は影響が出る可能性が高いので断熱欠損が起きないように施主側も留意していくことが必要です。

全館空調と結露の関係

さて、先ほど一般的に住宅でカビが発生しやすい場所をご紹介しましたが、全館空調の機能自体にカビが発生する要素は無いにも関わらず、全館空調はカビが発生すると言われる原因は、全館空調の「ダクト」の結露問題にあります。

全館空調のダクトとは、住宅全体に空調が行き届くよう、天井内部を中心に巡らされた配管のことをさします。

全館空調のダクト

この配管に結露が発生するとカビが生えてしまうということです。

全館空調導入時に必要な断熱とは

天井配管型の全館空調の場合

天井部の断熱方法には天井断熱と屋根断熱とありますが、天井裏を巡る空調配管のある全館空調の場合は屋根断熱は必須です。
夏季は屋根裏にこもった熱で気温が50〜60℃になることもあり、湿度もかなり高くなってしまうのでしっかりした屋根断熱を施す必要があります。

そうでないと天井内のダクト配管スペースの温度が高くなります。ダクトの断熱性能にもよりますが、特別な断熱を施していない場合が殆どなので当然結露が発生し、ぽたぽた水もれがでるほどです。もともと湿気の高い場所なのでカビも発生します。

天井断熱と屋根断熱の違いと結露について

床下からの冷暖房で行う全館空調もある

全館空調というと天井配管タイプのものだけと思われがちですが、実は床下冷暖房タイプの全館空調もあります。
床下冷暖房の場合は床下に空調ダクトを巡らせて、その冷暖気が床面から住宅全体に伝わる仕組みです。そうなるとこの床下ダクトに結露やカビが発生するのかが気になるところです。

湿気の多い日本の建築基準法では、床下から地盤面まで一定の高さを確保する、「基礎空間を作る」ことが義務付けられています。よって、家を建てる時には最初に「基礎工事」という、家の土台のようなものを造る工事を行います。
この基礎空間には太陽光の影響は少ないものの、屋根裏同様に夏季は暑く冬季は冷たい外気が入り込んできます。

外気をシャットアウトして基礎空間を冷暖して床下全館空調を導入する為に「基礎の断熱」を行い、ダクトの温度を一定に保ちます。

基礎断熱について

全館空調と相性の良い住宅の特徴

それでは、どんな住宅が全館空調と相性が良く、結露やカビが発生しにくいのでしょうか。

ズバリ、高断熱・高気密かつ、屋根断熱または基礎断熱がしっかりしている住宅です。

このような住宅は基本的に結露が発生しにくく、ダクト内にもカビが発生することはありません。またカビだけではなく、低コストで快適な空調を感じることができるのも高性能な住宅と言えます。しかし、工務店の施工ミスで断熱欠損が発生すると住宅の断熱性能は下がり、欠損の度合いやお住まいの環境によっては結露やカビが生えることがあるので、工務店選びは慎重に行いましょう。

付け加えておきますが、過剰な湿度環境を作ってしまうのもカビの大きな要因になります。一般的に天井配管型の全館空調は乾燥しがちと言われていますが、加湿器を必要以上に稼働させてしまうとカビの増殖につながりますので湿度環境作りにはご留意ください。人にとって快適かつカビが発生しにくい湿度は40%~60%と言われています。

全館空調と相性がよい高性能住宅とは

全館空調と相性の良い住宅を建てる方法

2020年から「改正省エネ基準制度」が施行されて高気密・高断熱住宅の建設が義務付けられました。
また高気密・高断熱住宅は、補助金が適用されるZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)の1つの要素にもなるので、住宅を建てる方の興味関心も高まり予備知識を持って工務店と商談をする方も多くなりました。

しかし、先にご紹介した通り「断熱欠損」という実態もあり、そのクオリティは気になるところ。「高性能住宅を売りにしている工務店に発注する予定だけどやっぱりカビが気になる…」とお考えの方に向けて、本当の意味での全館空調と相性の良い住宅を建てる方法をご紹介いたします。

改正省エネ基準制度(国土交通省公式ホームページ)

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)(経済産業省資源エネルギー庁公式ホームページ)

まとめ

  • 全館空調を導入してカビが生えるわけではない。
  • カビの原因である結露は、空調のダクトがある場所に断熱がしっかりと施されていないと発生し、結露が原因でカビが発生する。

【方法1】工務店の評価や実際の住宅をチェックする

施工を依頼しようと決めている工務店の口コミの評価や実際に建っている住宅の確認をすることをお勧めします。実際に建っている住宅の見学は、工務店が行う「完成内覧会」に参加することで出来ます。お客様の新築物件を入居前に見学者用に開放してくれることがあります。またとない機会なので行くことを是非お勧めします。
そこで注意して見ていただきたい点は、

  • 冬季や夏季に快適な住宅か
  • 結露が発生している箇所、カビが発生しそうな箇所が無いか
  • 他の部屋は快適な温度なのに、温度が違う(不快な温度の)部屋が無いか

など、自分の目や耳で確かめることが重要です。

【方法2】工務店とのコミュニケーションをしっかりとり、施工中の現場に立ち会う

工務店とは常にコミュニケーションをしっかりとりましょう。「断熱欠損が心配なのですが御社は大丈夫ですよね?」とさりげなく聞いてみるのも良いと思います。あるいは、施工中の現場も確認したいと相談して、実際に足を運び現場チェックすることをお勧めします。素人の自分では見分けがつかないと思われるかもしれませんが、断熱欠損は基本的に充填不足なので一般の方が見ても気づけるものです。気になる箇所があれば質問や相談するなどの対処が必要です。素人とはいえ発注者であり施主です。何の遠慮も要りません。
工務店側も、家が建ってから施主とトラブルになるよりも現場で質問や相談されるほうが良いので、断熱に拘わらず疑問点は常に質問や相談するなど常にコミュニケーションをとることをお勧めします。そもそも工務店の完全主導で施主の相談を聞かない雰囲気のある工務店は要注意です。

【方法3】代理人としてインスペクター(住宅診断士)を雇う

インスペクター(住宅診断士)とは、建物の状況に関する専門的な知識・技能を有する職業の方です。施主側のプロの代理人として施工図面や建設現場を確認し、施工図面通りの工事が行われているか、工事を簡略化していないか、また施工の不備がないかなどのチェックや指摘をしてくれます。インスペクターを雇うと高額の費用がかかりますが、一生住み続ける家と考えると高くない投資なのかもしれません。

ホームインスペクター(住宅診断士)へ 仕事を依頼する方法や、 ご利用の流れについて(NPO法人 ホームインスペクターズ協会公式サイト)

高品質な工務店との2人3脚でカビの生えない
住宅づくりを

カビやカビの原因になる結露は、全館空調を導入するしないに拘わらず、住宅の断熱性能に要因があることがお分かりいただけましたでしょうか。
工務店選びの際は、建物や内装の見た目のかっこよさやキャッチコピーなどに惑わされず、高品質で施主が納得する家づくりを行ってくれるところを選ぶことを先ずお勧めします。そして工務店とは何でも相談できる関係づくりをしていくことが重要です。
一生の大半を過ごすマイホーム。高品質な施工はお住まい後の安心につながります。

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