Construction standards 断熱・施工基準
ECO床暖を確実に機能させるための断熱条件
1. 気密性能
C値(隙間相当面積)=1.0㎠/㎡が必須となります。
2. 外皮の断熱性能
下表のUA値(外皮平均熱貫流率)が必須となります。
下記の図は横にフリックして全体を見ることができます
地域区分 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
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必須UA値[WA/(㎡・K)] | 0.34 | 0.34 | 0.38 | 0.46 | 0.48 | 0.56 | 0.56 | 0.56 |
3. 基礎の断熱・気密仕様
下記の図は横にフリックして全体を見ることができます
【基礎立ち上がり:基礎天端まで】
地域区分 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
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押出法ポリスチレンフォーム3種b ウレタンボード(アキレスQ1など) |
t=100mm以上 | t=50mm以上 |
下記の図は横にフリックして全体を見ることができます
【基礎折り返し(水平面):外周から910mm】
地域区分 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
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押出法ポリスチレンフォーム3種b ウレタンボード(アキレスQ1など) |
t=50mm以上 | t=25mm以上 |
【基礎天端と土台の間の気密】
基礎を天端慣らししたうえで、気密材(気密基礎パッキン:(城東テクノ)、土間リスト(日本住環境)、ストラクチャルシール(キムラ)など)を基礎と土台の間に施工し、さらに簡易発泡ウレタン(シスタウレタン、インサルパックなど)を付加してください。
4. 土台・大引の防腐・防蟻
ECO床暖は基礎空間と居室空間が通気されます。その為、土台・大引など床下空間に薬剤を使用した一般的な防腐・防蟻剤は使用できません。防腐・防蟻については下記(①~③)のいずれかを推奨いたします。
- ①エコボロン:ホウ酸を使用した防腐・防蟻剤で、人体に悪影響を及ぼす心配がありません。
- ②タームガードシステム:室内に薬剤が流入しない建物の外周で防蟻を行います。
※1.2とも弊社で扱いがありますので、詳しくは担当者までお問い合わせください。 - ③防腐・防蟻の不要な木材:桧・ヒバなど薬剤処理の必要のない木材で土台・大引をお使いください。※この他の防腐・防蟻でも薬剤系のものでなければ使用可能です。不明な場合はお問合せください。