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日本の寒い冬と暑い夏

公開日 2019.12.21
更新日 2022.07.12
健康的な住まい

寒い冬と、暑い夏を快適に過ごす
それは大事な命を守ること

年々厳しさを増す日本の寒い冬と酷暑の夏。
この時期は、不快なだけでなく大事な家族の命が危険にさらされています。
どんな危険が潜んでいるのかを理解し、防止することが必要です。

目次

この記事のポイント

  • 寒暖差での健康トラブルが分かる
  •  

命の危険を招く寒い家

冬季に起こりやすい「ヒートショック」

真冬に暖房をつけている場所とつけていない場所では10℃以上もの気温差があると言われています。
暖かい部屋や浴室から、急に10℃以上もの気温が低い場所に移動したときに急激に血圧が低下するのが原因で起こるヒートショックは、失神、心筋梗塞、不整脈、脳梗塞などの健康被害に遭ったり、重度の場合は死に至ることもあります。
主に、65歳以上の高齢者、血圧が不安定な方、生活習慣病のある方がなりやすいと言われています。

ヒートショックによる年間死亡者数は交通事故死亡者数の4117人(平成27年調べ)をはるかに上回る17,000人にのぼります。

冬季の室内移動による温度と血圧の変化
冬季の室内移動による温度と血圧の変化  
参考リンク:
日本気象協会 ヒートショック予報(冬季のみ更新)
一般社団法人 日本ガス石油機器工業会 ヒートショックの恐るべき実態

“コールドドラフト”もヒートショックの原因に

せっかくお部屋を暖めても、窓を通して冷気が入り込む”コールドラフト現象”。
冬季は窓から部屋の暖かい空気の58%が逃げていくともいわれています(省エネルギー建材普及センター調べ)。
窓から入った冷気は室内の床面に流れ込んでしまい、どれだけ暖房を使っても寒いまま。
暖房費がかさむばかりか、足元が冷え続けてしまうと慢性的な冷え性にもなる恐れがあります。

暖房対策が健康被害のトラブルになることも

冬季の暖房はエアコンやファンヒーターや石油ストーブが従来の暖房設備として使われてきましたが、やけど、一酸化中毒など、、、健康被害のトラブルに見舞われることがあります。また、暖房器具の種類によっては住宅の躯体にダメージを与える場合があります。

更に、暖房による室内の乾燥にも悩まされます。乾燥する理由、それは温度が上がると相対湿度が下がるからです。

露出型暖房器具の設定温度は室内の設定温度ですが、設定温度よりも暖かい温風が吹き出し口から出てきます。その暖気が湿度を奪うのです。乾燥による風邪やのどの痛みの症状も起こりやすくなります。

年々気温の上昇を続ける”危険な夏”

自宅での発症が一番多い「熱中症」

年々気温が上昇しつづけている昨今の猛暑は、最高気温が人の平熱に近い35℃を超えることも珍しくなくなり、40℃を超える地域も出てきました。2019年7月23日に気象庁は「命の危険がある暑さ。一つの災害と認識している」と発表しています。
命を落とす危険がある症状とは、夏に一番気を付けなければいけない「熱中症」。実は自宅で発症することが一番多いのです。
室内では冷房を効かせることは必須です。また、脱衣所や洗面所などの湿気が多く冷房が届かない場所で長時間過ごすと熱中症のリスクは高まります。
熱中症は成人はもちろん、特に発汗機能が発達していない乳幼児、暑さを感じにくい高齢者がなりやすいので、室内の冷房環境の整備が必要です。

熱中症による救急搬送状況(2019年6月)
熱中症による救急搬送状況(2019年6月)  
参考リンク:
総務省報道資料 2019 年6月の熱中症による救急搬送状況
環境省 熱中症環境保健マニュアル 2018

過剰な冷房は万年冷え性になることも。注意が必要です。

毎年夏の厳しい暑さの増す中で使用する夏季の冷房には、エアコンや扇風機といった風を起こす対流型の冷房が使われてきました。
そよ風程度の風力なら心地よいものの、扇風機やエアコンの風が長時間にわたって直接肌に当たるとだるさや食欲不振を起こすことも。
また、エアコンの冷気で体が冷えて体調不良になるなど健康被害も起こりやすく、ひどいときには冷房病を引き起こし自律神経失調になることもあります。

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