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【新築住宅検討中の方へ!】グリーン住宅ポイント制度を理解してお得にポイントを利用しよう

公開日 2021.07.16
更新日 2023.07.12
エコロジーと省エネ

「グリーン住宅ポイント制度」をご存じですか?「省エネ」や「防災」などに関連した住まいに興味がある方、また、コロナを機に住まいに「新たな日常」を取り入れたいと考えている方にとって、お得なポイントを利用できるチャンスです。今回はこの「グリーン住宅ポイント制度」について、新築住宅の建築・購入時の申請方法にクローズアップしてご紹介します。

なお、既存住宅の購入やリフォームにも適用される制度なので、ご検討中の方は国土交通省のホームページにてご確認ください。グリーン住宅ポイント事務局ホームページ

この記事のポイント
  • グリーン住宅ポイント制度を解説
  • 実際にもらえる商品が見られる
  • 手続きの流れが分かる

目次

1.グリーン住宅ポイント制度とは

国土交通省が新型コロナウイルス感染症の影響により落ち込んだ経済の回復を図るため、省エネ性能をもつ住宅の取得者等に対して、商品や追加工事と交換できるポイントを発行するものです。概要を簡単にご説明します。

概要

対象者

  • 自身が住むために注文住宅を建設される方

    (工事請負契約における建築主や発注者)

  • 自身が住むために新築住宅を購入される方

    (不動産売買契約における購入者)

対象期間

  • 2020年12月15日~2021年10月31日までに契約を締結された方

    (注文住宅の場合:工事請負契約  分譲住宅の場合:不動産売買契約)

対象住宅

発行ポイント数

発行される基本ポイントは最大40万ポイントですが、特例条件のいずれかに該当する場合は更にポイントが加算されます。

ポイント数を分かりやすく表で見てみましょう。

かなり大きい加算ですね。該当される方は追加申請を行う必要がありますが、是非ご検討ください。

メリット・デメリット

メリット

  • 省エネ設備をお得に取り入れることができる

    グリーン住宅ポイント制度を利用すると、発行してもらったポイントを追加工事の代金に充てる事ができます。さらに省エネを実施することで環境への配慮と生活インフラのランニングコスト節約になります。

  • 災害に強い家にできる

    地震の多い日本において、これから新築住宅を購入する場合は、耐震工事を行っておいても損はありません。ただし、耐震改修は任意項目のため、その他の必須項目とあわせて申請する必要があります。

  • 幅広い商品に交換できる

    家電・食料品・ベビーグッズ・介護用品など幅広い商品の他、上記のような追加工事にもポイントが使えるので選択肢は豊富にあります。

デメリット

  • 費用が高い・外観を損なう場合がある

    省エネ性能は住宅にとってオプションであり、必須の設備ではありません。 そのため、基本的な住宅費用にプラスでかかるお金です。 また、給湯器や蓄電池などはサイズが大きく、設置場所にも条件があるため、外観を損なうこともあります。しっかりと住宅の状況を把握して、検討することをおすすめします。

  • 他の補助金と併用できないことがある

    原則として、住宅の本体工事の全部または一部を対象とする国の他の補助制度との併用はできません。
    なお、地方公共団体の補助制度(国費が充当されていないもの)については、併用可能です。
    また、すまい給付金や住宅ローン減税等の税制優遇との併用は可能です。利用する場合は内容をよく確認して準備しておきましょう。

    注文住宅・賃貸住宅の新築、新築分譲住宅の購入 既存住宅の購入

    参照:えこぽ

2.ポイント利用方法

ポイントは、さまざまな商品や一定の要件を満たす追加工事に交換が可能です(1ポイント=1円)。工事費へのポイント充当は所定の追加工事のみ可能。住宅本体の工事費・購入費への充当はできませんのでご注意ください。

商品と交換する場合

商品はベビー用品から介護用品まで幅広い年代の方に向けた品揃えになっています。
探し方も「政策テーマから探す」などもあり利用する方のライフスタイルに合わせた検索ができるのも面白いですね。かなり商品数があるのでじっくりご検討ください。

追加工事に利用する場合の参考例

下記の図は横にフリックして全体を見ることができます
追加工事要件 追加工事交換内容
「新たな日常」
に資する追加工事
働き方改革 ワークスペース設置 屋外・屋内ワークスペースの設置
テレワーク関連設備の設置
間取りの変更
音環境向上工事 防音設備の設置
空気環境向上工事 換気設備等の設置
空気浄化作用のある製品の設置
家事負担軽減 キッチン周りの設備の設置
浴室周りの設備の設置
洗面所周りの設備の設置
トイレ周りの設備の設置
宅配ボックスの設置
家事負担を軽減する収納の設置
感染予防 菌・ウイルスの拡散防止 抗菌・抗ウイルス建材の設置
非接触型設備の設置
玄関周り等の洗面化粧台・手洗器・立水栓の設置
換気設備 空気浄化作用のある製品の設置
防災に資する
追加工事
停電・断水対策 蓄電池の設置
太陽光発電の設置
V2H・EV充電設備の設置
家庭用燃料電池の設置
非常用発電設備の設置
貯水システムの設置
雨水タンクの設置
電気設備の移設
水害・台風対策 屋根瓦の飛散防止
窓ガラスの飛散防止
止水板の設置
地震対策
(躯体に関する耐震対策を除く)
感震ブレーカーの設置
家具固定器具の設置
窓ガラス飛散防止

引用:追加工事交換について

グリーン住宅ポイントの利用方法

〈追加工事例〉参照:グリーン住宅ポイント制度のご案内

ポイントを充当できる追加工事の例

〈追加工事例〉参照:マスターホーム

追加工事では住宅建設の選択肢が増え、生活が豊かになることでお家時間を楽しく過ごせそうですね。

手続きの主な流れ

ポイント発行申請は、基本的には工事完了後に行います。
ただし、必要書類が揃っていれば、工事完了前でも申請することができます。申請タイプ、申請方法により、それぞれ必要な手続き、書類が異なります。なお、完了前申請によりポイントの発行を受けた場合、引渡し後に完了報告の提出が必要です。

下記の図は横にフリックして全体を見ることができます
手続きの主な流れ

参照:グリーン住宅ポイント制度 申請について

工事完了前ポイント発行申請は完了報告書の提出が必要なため、その分手間がかかってしまいますが、
目当ての商品があって早めにポイントを発行したい方や申請期限内の提出に不安がある方は、工事完了前ポイント発行申請を活用し、確実にポイントを取得しておきましょう。

手続きは、住宅の購入者または工事の発注者が行いますが、工事施工者や分譲事業者が代理で行う代理申請もあります。ただし、発行されたポイントを追加工事の代金に充当したい場合は、必ず工事施工業者や住宅販売事業者が代理申請を行う必要があります。
代理申請には手数料が発生する場合があり、高額な場合もあるので事前に業者に確認してから行うことをおすすめします。

3.まとめ

いかがでしたでしょうか?
費用が高額になりがちな省エネ住宅を少しでもお得に建てたい方に、また、コロナを機に新たな日常に対応した追加工事を検討中の方に、ぜひ活用していただきたい制度です。申請期間が迫っていますので、まだ間に合う方はお早めにチェックしてみてください。

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